2013年12月22日日曜日

【超訳】 時間が足りない? …ならば瞑想すべき


※ この記事は、Emily Nauman さんによる ”Short on Time? Try Mindfulness” を和訳したものです。

Photo: flickr.com/potzuyoko



家庭や仕事… 沢山のやるべきことで忙しい私たちは、もう少し時間があれば全てを終わらせ、そしてリラックスする時間があれば…と感じています。

しかし、時間を増やすことは出来ません。
その代わり、短時間のマインドフルネス瞑想を行うことによって、少なくとも時間に余裕があると感じられるようになる、という研究成果が発表されています。


Robin Kramer の研究チームはイギリスのケント大学で異なる図形をつなぎ合わせるという作業を、短時間、長時間 学生に行わせる調査を行いました。(略) その後、半数の学生たちが 10分間のマインドフルネス瞑想の音源を聞きました。その内容は、自分自身の呼吸や身体全体に意識を向けるものです。そして残りの半数には、「ホビット」という物語の朗読を10分間聞いてもらいました。

この結果は、Consciousness and Cognition, にも掲載されていますが、瞑想を行った学生は、瞑想後のほうが時間が長く感じられたとコメントしました。一方、ホビットの朗読を聞いた学生たちには、そのようなコメントは現れませんでした。研究チームは、瞑想を行った学生たちが時間の経過をゆっくり感じたと結論づけています。たったの10分間の瞑想によって、これが可能だというのです。
もちろん、今後はより深い研究が求められますが、研究チームは瞑想が学生たちの時間の概念を変えたのでないかと考えています。自分の内側に意識を向けることにより、それが可能になったのではないか、と。この論文では、現代の私たちがあまりにも多くの情報に触れ、時間が経過する感覚を味わえずに「時間がない」「時間が早く過ぎ去る」と感じてしまうのではないかと指摘しています。しかし、マインドフルネス瞑想を行うと内側に意識が向き、自分自身の呼吸といった「時間が経過する感覚」を味わえるのです。

Kramer氏は、日常の場面で時間が足りないと思う時、この考え方は応用できるとしています。「物事がどんどん進行してしまう感覚になるとき、ゆとりを持つことが多いに助けになる」と彼は指摘しています。加えて、内側に意識を向ける瞑想と行うと時間の経過がゆっくり感じられるのとは反対に、外に意識を向けることで時間は速く感じられると言っています。これは、例えばネガティブな出来事から精神的ダメージを受ける人々が、復帰しようとする際に有効であると考えられます。

これまでマインドフルネスの効果について、また人間の時間感覚については様々な研究がおこなわれてきましたが、マインドフル瞑想と時間感覚のリンクについて研究されたのは、これが初めてです。今後は、瞑想の効果がどれだけ持続可能なのか、また 時間感覚のシフトをもたらす要因などについて、研究が続くでしょう。

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