2013年4月22日月曜日

【コラム】マインドフルネスは若者の脳力を開花させるのか?


Mindfulness meditation: boosting young people's brain power?

この記事は、Mindfulness meditation: boosting young people's brain power? の内容を抜粋し日本語で紹介しているものです。原文は <こちら> を参照ください



マインドフルネス瞑想:これは若者の脳力を開花させるのか? 
(クローディン・ライアン)
~意識を集中させることによるメリットは大人だけにあるものではなく、若者にも効果的なテクニックである~



Mindfulness meditation: boosting young people's brain power? by Claudine Ryan
It's not only adults who can benefit from focusing their attention, research suggests mindfulness and meditation are also useful tools for young people.

ストレスを軽減する、集中力を増加させる、そして人生におけるチャレンジにより楽に向き合える…そんな効果が期待され瞑想という手法が注目されています。しかし、この内なる穏やかさに魅せられるのは大人だけではありません。若者も、クラスルームで瞑想をしているのです。

現在、学校や大学などで取り入れられている瞑想は、ただありのままの「現在」にフォーカスを当て、評価判断といった尺度を手放すもので、通常は呼吸および肉体感覚に意識を向けることによって実践します。いわば脳のエクササイズです。

しかし、シャワーを浴びたり皿洗いをするだけでも、日常的に感じるものから自分を切り離すことは可能なのです。
Feeling less stressed, having better concentration and a greater resilience to life's challenges are some of the commonly-cited reasons for trying meditation.
.....(略)..... But you can also do less formal mindfulness exercises that involve focusing on sensations you feel during daily activities like having a shower or washing the dishes.

マインドフルネスを基本手法として学生などの若者をカウンセリングするリチャード博士は、その効果を認めています。「マインドフルネスと成果、マインドフルネスとリーダーショップに関連した研究はかなり盛んに行われています」と博士は言います。大学における彼のリサーチのよると、「マインドフルネスを実行する学生は、ストレスが軽減されて集中力が増すだけでなく、記憶力が増して学びの効果にも影響する」ようなのです。実際、記憶力の向上が見られ、試験の結果も良くなったと言います。米国における研究では似たような結果が見られ、信憑性が増してきています。

Dr Richard Chambers is a clinical psychologist who uses mindfulness-based techniques in his work with young people, including undergraduate university students. He says research shows these techniques can really benefit students and young people .....(略)..... Chambers' claims are backed by a recent US study that found links between mindfulness training and better working memory and improved test scores in undergraduate students.



マインドフルネスとメンタルヘルス

リチャード博士は、年齢に関係なく定期的な瞑想をすることで脳は再活性するとしています。瞑想を行ううちに、過去の記憶を何度も再生したり、未来を不安がる習慣から私たちは解放されるのです。さらに、実際に脳の機能にも変化をもたらすという研究結果も出ています。

「それ(瞑想)は、脳に対して必要なことにしっかりとフォーカスを当てる助けをしてくれます。それは、この瞬間に意識を向け、ダイレクトな経験を大切に生きること。これを繰り返していると、実際にストレスがなくなり、不安や憂鬱から抜けだすことが可能となります」

人間は15歳から24歳の間にメンタルな疾患を発病するケースが多いことから、この時期に瞑想しておくことの重要性も指摘されています。

「近年、精神病は感情コントロールの不全であるとされる解釈が主流となってきていますが、瞑想はこの瞬間にフォーカスし、過去の出来事や未来の不安にさいなまれる状態から自分を引き離してくれることから、その導入の必要性に着目されるようになってきました」
Mindfulness and mental health

Chambers says regular meditation or mindfulness practice – at any age – can help us to retrain our brains, which leads to changes that last long after we do the mental exercises......(略)..... More and more, mental illness is being seen as difficulties with emotion regulation. A meditation which helps people to be present – rather than caught up in stories about the past or future or caught up in worries ... – it's going to help people regulate their emotions better and that's going to help people with mental illness, such as anxiety and depression," he says.

注意を払うという特性を大人は失う

十代の若者に静かに座らせて呼吸や肉体感覚にフォーカスを当てさせることは、猫に言うことを聞かせるくらい難しと思うかもしれませんが、博士は若い時期にこそ持つ脳力であると言います。

「子供たちは、若い時に世界に対する好奇心でいっぱいになります。葉っぱを観察してその模様に何時間も魅せられるなど、小さな出来事に意識を向けることができるのです」 彼の説によると、年齢を重ねるに従って何かにのめる込むことが出来なくなり集中できなくなります。「私たちは学校に行き、テレビを見て全ての物事にラベルを貼ることを覚えてしまう」

'Unlearning' to pay attention
Getting teenagers and young people to sit quietly and focus on their breathing or other physical sensations might sound as simple as herding cats, but Chambers says this is an ability most of us have naturally at an early age. .....(略)..... We go to school. We start watching a lot of TV and we get caught up in labelling and judging things and we get caught up in our thoughts and our brain."


マインドフルネスを思い出す

しかし、十代の若者に床にあぐらをかいて座らせる…というだけでは意味がありません。博士は、親が自ら瞑想を行い、その習慣を子供たちと共有することが重要であると指摘しています。そして、同時に静か座るという方法での瞑想は子供には適さないことも認めています。その場合には、一緒に散歩をするとか、石を渡してどのような感じがするのかを説明してもらったりなど、異なる方法で瞑想を促すことが重要です。その他のアクティビティには以下ようなものがあります:
  • 触ること: 松ぼっくりを触ったり、すべすべした石を触ってみる
  • 香ること: 食べ物や植物でそれを味わう
  • 聞くこと: 音楽や、雨、海の音を聞く
  • 味わうこと:おやつや食事の味を味わうこと
  • 見ること: 芸術を堪能する、夕日を眺める、小さなものをじっと見つめるなど
五感を使うこと。
いつ、どのような状況においても、マインドフルネスは実践できるのです。


Reintroducing mindfulness
But getting your child or teenager to meditate involves more than commanding them to sit cross-legged on the floor. Chambers says it's best if parents start making meditation part of their own lives and then try to encourage their children to join them......(略)..... "Any time you are engaging with any of the five senses directly ... you are practicing mindfulness and being present."


訳: 小島美佳



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